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9月1-4日に台湾の花蓮で行われたIAFカンファレンスに参加してきました。

IAFのカンファレンスに参加するのは初めてなのですが、香取一昭さんから声をかけていただき、初めての参加ながら、いきなり共同ホストという立場で分科会の1つ「ハイブリッドオンラインファシリテーション」を担当しました。

台湾会場の参加者が26名、オンラインからの参加が15名ほどで、約40名のハイブリッドワールドカフェを行いました。

会場のセッティングについては、こちらの記事をご覧ください。

ストーリーテリングによって文脈を共有

スピーカーバディをつとめてくださった荒金雅子さんが、ホストの香取さんと、オンライン側のホストのAmy Lenzoさん、そして私(田原)を紹介してくださり、セッションがスタートしました。

最初にホストの香取さんの挨拶。

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香取さんが、「グローバルオンラインワールドカフェには、大きな可能性を感じているため、このテーマで分科会を開催することにしました」と語り、セッションがスタートしました。

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次に、Amyさんのストーリーテリングが始まりました。その内容を要約すると、以下のようなことでした。

オンラインには、ビデオやスライドを見て予習したり、講義動画を見たり・・というようにいろんなコミュニケーションや学びのやり方があるけれど、私たちがやっているのは、ワールドカフェのように、ずっと参加し続けていて、インタラクティブなコミュニケーションを取りながら学ぶタイプのものです。

ハイブリッドワールドカフェは、単なるオンラインの場よりも複雑で、私たちにとって冒険です。

昨年の11月には、ワールドカフェ20周年イベントが日本で開かれ、9拠点をつなぎ、500人が参加したハイブリッドワールドカフェを行いました。

同じ問いに対して、時間を共有し、話したことを全体で共有するという経験でした。ハイブリッドファシリテーションでは、1人で全体を把握するのは難しいので、チームが必要になります。今回も、DavidとMichaelaがチームに加わってくれています。リアルの場とオンラインの場とでは少し違いがあります。リアルの場では、ファシリテーターは、空間全体をホールドしますが、オンラインだと人と人との間の関係性にフォーカスすることになり、小グループに分けてじっくりと話をするということを重視します。

私のオンラインワールドカフェのストーリーをお話しします。アラブの春のとき、オンラインワールドカフェの参加者の中に、イスラエルからの参加者とシリアからの参加者がいました。偶然、その2人が同じグループになりました。シリア人の若者は、イスラエル人とそれまでに話したことがなく、イスラエル人は悪魔のようなものだと考えていたのですが、会話の後、友達のように感じると言いました。それを、ワールドカフェ全体で共有したことで、参加者のマインドが大きく動きました。

このように、オンラインコミュニケーションには、対面と同じように人間と人間を繋ぐことができる力があります。

続いて、私(田原)がストーリーテリングをしました。

IAF Conference in Taiwan 2016 Hybrid Online Facilitation from Tahara Masato

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会場からいくつか質問が出たので、マイク&スピーカーとして利用しているiPadを片手に質問者のところに行き、質問の声をオンラインの参加者に聞こえるように拾いました。そして、その場で質問に対して回答しました。

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その後、Amyさんからワールドカフェのグランドルールについての説明と、Zoomのブレークルームに参加する方法についての説明がありました。

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その後、香取さんから、最初の問いが出されました。

What is interesting for you about something your heard in this stories?

台湾会場では、4つのテーブルに分かれて対話を行い、オンラインの参加者は3つの小グループに分かれてブレークセッションを行いました。
 
その後、台湾会場ではテーブルのメンバーをシャッフルし、オンラインの参加者もブレークルームのメンバーをシャッフルし、第2ラウンドに入りました。私が2つ目の問いを出しました。

What possibilities do you see for the online facilitation that you are experiencing now?

最後に、台湾会場とオンラインとで一緒にハーベストを行いました。

まず、台湾会場からのシェア

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オンラインの参加者からもシェア

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グラフィックレコーディングも、全体で共有しました。

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台湾会場とオンライン会場とが一体となったという感覚がありました。

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今後、このようなハイブリッドのミーティングや対話の場作りは、必ず増えてくると思います。

たとえば、地域のコミュニティの対話の場に、遠隔地からの参加者を繋ぎ、多様な視点を入れていくというようなことができれば、より集合知を発生させやすくなるのではないかと思います。

大変大きな可能性を感じたセッションでした。

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