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田原真人です。

私は、私たちの社会は、法律や経済によってできているのではなく、私たちの意識や活動によって、この瞬間、この瞬間に新しく生み出されているのだと考えています。

その視点に立つと、私たちの意識が変わり、コミュニケーションの在り方が変化していくと、私たちの社会を成り立たせている行動原理が変化し、社会の在り方が変化していくのだと考えることができます。

私が、反転授業や、Zoomを使ったオンラインコミュニケーションに注目しているのは、コミュニケーションの変化こそが、社会を私たちが望む方向へ変化させる力を持つと信じているからです。

反転授業では、教師と生徒の関係をフラットにし、生徒の主体的な学びを支援していきます。反転授業を始めたジョナサン・バーグマン氏は、反転授業によって教師と生徒、生徒と生徒、教師と教師のコミュニケーションを改善したいのだと語っていますが、私も、全く同じ気持ちです。

Zoomを使ったイベントでは、組織の枠組みを超えて人と人とが繋がり、心を開いて対話しながら学び合っています。組織の枠組みを超えて繋がることにより、多様な視点に触れることができ、意識の容量を大きくしていくことができます。これは、広い範囲での調和をもたらすことに繋がっていくはずです。

映画監督の古新舜さんが代表を務めるコスモボックス株式会社は、「映画の力で社会のコミュニケーションをデザインしていく会社」です。映画とアクティブラーニングを結びつけたシネマ・アクティブラーニングは、古新さんの想いが込められた古新さんならではの活動です。

その古新さんの次回作「あまのがわ」には、遠隔コミュニケーションのためのロボットOriHimeが登場し、まさにコミュニケーションが主題となった作品になるそうです。

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古新さんの活動を応援している私としては、映画制作の支援として何かできないかと考え、今回の緊急企画を実施することにしました。

イベントを企画したところ、OriHimeの開発者であり、ロボットコミュニケーターの吉藤健太朗さんも参加してくださることになり、映画とロボットと反転授業という3つの視点から、コミュニケーションについて語る対談イベントを実施することにしました。

Zoomを使ってリアルとオンラインのハイブリッドの場創りをするときに、存在感の差によってコミュニケーションがうまくいかなくなることがよくあります。存在感の差を埋めるために様々な工夫をしていますが、その1つの解決策として、ロボットを使ったコミュニケーションがあります。分身ロボットOriHimeが、どんな未来を切り開こうとしているのかにとても興味があり、開発者の吉藤さんにお話を伺うことができるのがとても楽しみです。

また、私が関わっている反転授業は、学びの主役を教える側から学ぶ側へ移していこうという学びのパラダイムシフトを起こしていこうという活動なのですが、古新さんは、映画と教育とを結びつけることで、これまでは受動的に楽しんでいた映画を、対話を起こすためのきっかけとして使うという画期的な取り組みをしています。ここには、反転授業と通じる学びのパラダイムシフトの構造があります。最新作「あまのがわ」を使って、どのようなシネマ・アクティブラーニングが行われるのか、古新さんの構想をうかがいたいと思います。

本イベントでは、対談をしたり、ブレークアウトセッションで参加者同士で対話したりしながら、気持ちよくコミュニケーションを取れるような場創りをしていきます。

登壇者紹介

古新舜(映画監督・コミュニケーションデザイナー)

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(プロフィール)

学生時代は、閉鎖的・偏差値重視の日本の教育環境に馴染めず、学校では毎学年いじめを経験。家庭では自分の理想像になるよう厳格に育てた両親と価値観や発想が合わず、萎縮した生活を送る。大学入学直後に自殺を考えるも、命を救ってくれたのはインターネットの分け隔てない仲間たちであった。 国内外で30以上の映画祭で受賞・入賞。いじめとひきこもりの経験から映画監督になる。法務省主催の「人権シンポジウム」講演、「アクティブ・ラーニングフォーラム」講演など、逆境から乗り越える人生の素晴らしさを伝え、「映画×教育」=「シネマ・アクティブ・ラーニング」を広める活動をしている。 早稲田大学応用物理学科卒、同大学院国際情報通信研究科修了、デジタルハリウッド大学大学院修了(DCM修士)、コスモボックス株式会社・代表取締役。

吉藤健太朗(ロボットコミュニケーター)

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(プロフィール)

奈良県葛城市出身
小学5年~中学3年まで不登校。
奈良県立王寺工業高校にてものづくりの巨匠、久保田憲司師匠に師事、行った電動車椅子の新機構の発明により、国内最大の科学コンテストJSECにて文部科学大臣賞、ならびに世界最大の科学コンテストISEFにてGrand Award 3rdを受賞、その後寄せられた多くの相談と自身の療養経験から、孤独の解消を志す。

高専にて人工知能を研究した後、早稲田大学にて2009年から孤独解消を目的とした分身ロボットの研究開発を独自のアプローチで取り組み、自分の研究室を立ち上げ、2012年株式会社オリィ研究所を設立、代表取締役所長。
青年版国民栄誉賞「人間力大賞」、スタンフォード大学E-bootCamp日本代表、ほか AERA「日本を突破する100人」、フォーブス「30 Under 30 2016 ASIA」などに選ばれる。

田原真人(オンライン教育プロデューサー・自己組織化ファシリテーター・反転授業の研究代表)

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早稲田大学理工学研究科博士課程で生命現象の自己組織化について研究後、河合塾の物理講師になり、2005年に物理ネット予備校(フィズヨビ)を立ち上げる。反転授業との出会いをきっかけに、ピラミッド型の社会システムや教育システムに疑問を抱くようになる。自らの学び場を自分で創るために「反転授業の研究」を立ち上げる。そこで対話を通した自己組織化と出会ったことで、学生時代に学んだことを生かせるようになった。オンラインコミュニティにおいてオープンでフラットなコミュニケーションが活発に起こるような運営をしていくことで自己組織化が起こり、集合知→価値創造→価値提供の循環を生み出せるようになった。その体験を分かち合うために自己組織ファシリテーターとしての活動を行っている。

 

お申し込み

日時 9月23日(金)21時ー22:30時

場所 Web会議室Zoom

参加費 投げ銭方式(参加後に好きな金額をお支払いください)

※参加費の一部は、「あまのがわ」のクラウドファンディングへの応援に使わせていただきます。

イベントは終了しました。録画動画は、3000円で販売いたします。

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参加者の感想

●今瀬 稀子さん
OriHime のコンセプトをお聞きして、私の考えていたコミュニケーションとは、コミュニケーションのほんの一部分を言っているのにすぎないのかもしれないと気づかされました。
コミュニケーションのあり方というもの自体を見直さなければならないと考えさせられました。

心を届ける、、、というのが本当に感動でした。

OriHimeをたくさんの方に知っていただきたいと思いました。出会った方の数だけ、使い方が生まれてくるのではないかと思いました。

オリィさんが、諦めなかったから、OriHimeが作られた。
私も諦めないと決めました。

古新監督のお話で、映画というものの可能性の枠が広がりました。

監督の想いを知りたい。
それは、映画を鑑賞するたびに、思うことの1つでありました。
それが叶うなら、また違った映画の側面がみえてくると思いました。
映画を娯楽で終わらせないことでもあると思いました。

映画を通しての新しいコミュニケーションの形、、、想像がつかないだけに、とても楽しみです。

今回、このような機会を作ってくださり、感謝しております。
地方に住んでおりますと、中々、このような機会に恵まれることはありません。
地方に住んでいても諦めなくていいんだ、、、と田原さんのおかげで思えました。
本当にありがとうございました。

是非、三者対談。実現してほしいです。

●田巻慶さん

本日はzoomを用いたイベントを企画して頂きありがとうございました!

自分は今年度から教員として働き始めたのですが、これから教育のあり方が大きく変わろうとしているときに、田原さんやコニーさんのような具体的な活動を実行されている方々のお話を直に聞くことができて、大変勉強になりました。
オリヒメやオリィさんの活動も、コミュニケーションの形や考え方を変えるツールとして、いろんな想像をさせてくれるツールだと思いました。

また機会がありましたら、またぜひ参加したいと思います!!
本日は本当にありがとうございました!

●小林敏彦さん
非常に有意義で、新しいコミュニティになる予感がしています。

●たかはし みちえさん
新しい可能性の真っ只中へ飛び込む可能性の欠片は、実は至る所にある。その扉は、一人ひとり違って、みんないい。ネガティブに見えるその体験が人生を変えることがある。オリヒメさんが生まれた背景、そのあり方に感動です!

●松本梓さん

オリィさんのお話をお聴きするのは2回目でしたが、広い会場で聴くより身近に感じました。相変わらず、素晴らしかったです。
存在の価値について、もっと追求したいし、対人援助に役立てたいと思いました。
コニーさんのお話も、もっと伺いたかったです。いつも素敵な場をありがとうございます。映画の完成を楽しみにしてます(*^^*)

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