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Zoom革命の田原です。

私は、コミュニケーションの在り方が、世界の在り方を決めていると考えています。

そのため、Zoomなどのオンラインコミュニケーション技術の登場により、世界の在り方がどのように変化していくのだろうかということに、大きな興味を持っています。

昨年、オンラインコミュニケーション技術に革命的な変化がありました。

画質や音質の向上、ブレークアウトセッションなどの技術革新により、非言語情報が十分に伝わるようになったり、双方向のコミュニケーションをデザインできるようになったりしたことで、「心が通うオンラインコミュニケーション」が、人類史上、はじめて可能になったのです。

この「心の通うオンラインコミュニケーション」は、あらゆる分野に、画期的なパラダイムシフトを起こすことができる可能性があります。

「心の通うオンライン対話」は、ものすごい勢いで社会関係性資本(ソーシャルキャピタル)を蓄積していきます。その土壌に育まれた生態系は、すでに多くの創発の嵐を巻き起こしています。

現在は、生産者ー消費者、教師ー生徒、上司と部下・・・などの間に生じる分断が、コミュニケーションを阻害し、多くの無駄を生み出し、システムを機能不全にしているのではないでしょうか。

しかし、分断を越えて対話をすることができ、信頼に基づいたコミュニケーションが取れるようになると、より広い範囲での循環が生まれ、調和することが可能になります。

例えば、生産者と消費者との境界が消え、広告や営業に使われていたエネルギーが必要なくなり、リソースを持ち寄って、共に創造できる世界が生まれるかもしれません。

例えば、教師が教壇から降り、生徒のコントロールを手放したり、上司が部下のコントロールを手放したりすることで、各自が自分自身と繋がって行動することが可能になり、創発的な学び、創発的な仕事が生まれる可能性が出てくるかもしれません。

 

そんなことをしたら、収拾がつかなくなって、崩壊してしまう!!!

 

という恐れが、分断を維持するエネルギーとなっています。でも、対話をして、信頼関係を築いていくことによって、恐れが消え、徐々にコントロールを手放していくことができれば、分断を乗り越えることができます。

 

私たちは、そのような対話を、空間を越えて、縦横無尽に行うことができる時代のはじまりに生きています。

私たちは、このリソースを、未来を創造するためのどのように利用することができるのでしょうか?

ドキュメンタリー映画の新しい価値

世界の様々な問題を切り取り、掘り下げ、目の前に呈示してくれるドキュメンタリー映画は、世界を変える力を持っていると思います。

今回、ゲストにお迎えする鎌仲ひとみ監督が製作に関わったNHKのドキュメンタリー番組「エンデの遺言」は、貨幣システムが内在している問題をえぐり出し、地域通貨というアイディアを紹介するものでした。その結果、日本には、地域通貨ブームが起こり、多くの実験的な試みがなされました。

このように、良質のドキュメンタリーは、人を動かす力を持っているのだと思います。

私は、ドキュメンタリー映画が持つ力を、「心の通うオンラインコミュニケーション」が増幅できるのではないかと考えています。

つまり、ドキュメンタリー映画を見た後に、行動を起こす人の割合を、飛躍的に高めることができるかもしれないと考えています。

これまでは、ドキュメンタリー映画を見て心が動き、何か行動したくなってしまったものの、具体的なアクションを見つけることができなかったり、一緒に行動を起こす仲間を見つけられなかったりして、日常生活に戻ってしまった人が多かったはずです。

しかし、ドキュメンタリー映画を見た後、同じ映画を見た人と一緒にオンラインで語り合う時間があれば、そこから、アクションが生まれる可能性は飛躍的に上がるでしょう。

バラバラだった「視聴者」が、オンラインの対話によって繋がると、様々なアイディアが生まれ、自分たちから生まれたアイディアに刺激され、行動を起こしたくなってくるはずです。だって、そこには、一緒に行動を起こしてくれる仲間もいるのですから。

さらに、映画監督と、視聴者コミュニティとが一緒に対話をしたら、どのようなことが起こるでしょうか?

ワクワクするような、面白いことが起こると思いませんか?

鎌仲ひとみ監督と新しい可能性について考えませんか?

『小さき声のカノン』、『内部被曝を生き抜く』、『ミツバチの羽音と地球の回転』、『六ヶ所村ラプソディー』、『ヒバクシャー世界の終わりに』といったドキュメンタリー映画を制作してきた鎌仲ひとみ監督をゲストにお迎えし、映画制作に対する想いをうかがいます。

田原は、ドキュメンタリー映画×「心の通ったオンラインコミュニケーション」が切り開く可能性についてお話しさせていただきます。

参加者のみなさんも、小グループに分かれて、感じたことを話していただいたり、全体で共有したりしていただきます。

この対話自体が、新しい可能性を探究する実験の一つです。

実験の結果、みなさんの心の中、鎌仲さんの心の中、私の心の中に何かが生まれ、育っていくような場になればと思っています。

鎌仲ひとみさんについて

学生時代は探検部で活動。探検そのものを映画にしようという発想から映画監督に。ドキュメンタリーに特化した映像をつくっている。
テレビ番組からイラク取材をきっかけに映画にシフト。1998年より「核」や「被ばく」をテーマに映画を自主制作してきた。核を巡る3部作
「ヒバクシャー世界の終わりに」・「六ヶ所村ラプソディー」・「ミツバチの羽音と地球の回転」は国内外であわせて3000箇所で上映された。
平和・協同ジャーナリスト大賞、カトリック映画賞、文化庁優秀映画賞、全国映連監督賞、他受賞多数。釜山国際映画祭、International environmental film festival in Paris,山形国際ドキュメンタリー映画祭、高雄映画祭、など世界の映画祭で上映。
最新作は「小さき声のカノン」原発事故後を生きる母と子どもたちを日本とベラルーシの二つの国で撮影。動画メルマガ「カマレポ」を毎月発行。映像制作・配給会社 ぶんぶんフィルムズ代表。

田原真人について

masato05

早稲田大学理工学研究科博士課程で生命現象の自己組織化について研究後、河合塾の物理講師になり、2005年に物理ネット予備校(フィズヨビ)を立ち上げる。反転授業との出会いをきっかけに、ピラミッド型の社会システムや教育システムに疑問を抱くようになる。自らの学び場を自分で創るために「反転授業の研究」を立ち上げる。そこで対話を通した自己組織化と出会ったことで、学生時代に学んだことを生かせるようになった。オンラインコミュニティにおいてオープンでフラットなコミュニケーションが活発に起こるような運営をしていくことで自己組織化が起こり、集合知→価値創造→価値提供の循環を生み出せるようになった。その体験を分かち合うために自己組織ファシリテーターとしての活動を行っている。

Zoomを使って様々な人々やコミュニティ同士を繋げることでイノベーションを起こしていく方法を探究し、様々なチャレンジを行っている。

お申し込み

日時 2月9日(木) 21:00ー22:30

場所 Web会議室Zoom

参加費 投げ銭方式(参加後に好きな金額をお支払いください)

※録画動画の視聴を希望する方は、3000円で販売いたします。

※イベントは終了しました。録画動画は、こちらから購入することができます。

録画動画の購入お申し込みはこちら

参加者の感想

●小山 貴弓さん
田原さん、鎌仲さん
今日はありがとうございました。
ちょっとエネルギー切れになり、上手く話せずスミマセン。
にもかかわらず、土壌プロジェクトの紹介まで、かたじけのうございます!ww http://www.minnanods.net/
短い時間でしたけど、鎌仲さん、田原さんだけでなく、参加されている皆さんの発言の中に、小さなヒントがたくさん散りばめられていて、刺激になりました。
教育、少子化、閉塞感、感情、多様性、商業主義、奪い合い、交換という概念、寄付文化、いいこと、悪いこと、日本人的価値観(つつましやか、遠慮、同調)などなど。
また、参加させてください。ありがとうございました。

●王子月乃さん
大変貴重なお時間を頂戴致しました。
参加者の方とのグループセッションで
意見の出し合いなども体験でき、
ZOOMを使ったイベントの可能性を感じました。

個人的に、
最終的にそれでは具体的にどうするのか?という部分を、
全体でもっと深く話し合ったりしてみたかったです。

●小林潤矢さん
とても興味深い内容でした

グループ内での対話が盛り上がり、また是非参加したいなと感じました!

●関口守さん
3人で15分でしたが、時間足りなかったなー。バンバン話す感じじゃなく吟味しながら話しているので足りないという感じ。小部屋、1回目と2回目と違うメンバーでもいいかなと思いました。
まあ、こういう場はいくら時間があってもいいですね。

鎌仲さんのお話も、田原さんのお話もインスパイアリングでした。
今回のタイトルにある「良いこと」はユニバーサルに価値があることだなと思いました。そしてそこにお金が回らないのは、「現代社会を動かし、お金を流したり集めたりする構造」が、「人類の歴史ほど長く続いているユニバーサルに価値あること」と乖離しているということなのだと思います。私たちにできることは、その乖離をきちんと表現し、ユニバーサルに価値あることが、様々な意味で同等の価値あるものと交換されるような構造を目指すことなのだと思います。”

●石丸 弘さん
今日は本当に楽しい時間でした☆

ちゃんとお金について持続性について
かんがえてらっしゃる人達と会えて
希望がさらに増しました。

学校教育にファシリテーションの技術を
使っている方
自分でお金の使いみちを選んでいる方

いやぁ、地球大丈夫でしょ(笑
みたいな^^。

自分が大事にしていることも沢山
伝えられて。伝えきれなかったけど(笑

ギフト経済のこと
カルマキッチンのこと
kivaのこと
つなぐとギフトでつなギフトのこと
仕組みと教育のバランスのこと

共感してもらえたり
意見をもらえたり
とてもありがたい時間でした。

本当に話し足りなかったなぁ(笑

素晴らしい機会をつくってくださり
本当にありがとうございましたm(__)m

●小河節生さん
キーワード羅列です。コミュニティー通貨フリラ。信用。幸せのためにお金を使う。ためる増やすお金。いいことがお金にならない。塾にお金を使っても地域にお金を使わない。それは自分たちで帰ってこないから。政府や行政への不信。いいことといっても万人にいいことかどうかはわからない。独りよがりで独善的ないいことになっていない?いいことって言ってるだけで本当に社会や生き方を変えている?現実をカエルためにどうする、やれるといいよねのdreamerのままじゃだめ。プロデューサーにならないと。こうどうするおもろいオトナか増えれば周りがついてくるしお金もついてくるはず。頭でっかちじゃだめだよね。というようなダイアログ繰り広げられました。

●福田美誉さん
資本主義社会は人の豊かさや幸福度をこれ以上上げることはなく、限界に達している、と感じています。その一方で、共生や平等を提唱し実践しようとした共産主義や社会主義も20世紀の結果を見るとうまくいった事例がなく、むしろ人々の生活の荒廃や貧富の差を生んでいるように思いました。さて、本当に人類と自然環境にとって最適な主義とその実行策はなんだろう、あるだろうか?と最近考えることが多くなり、この集いに参加いたしました。

イサカアワーの話は大変強烈でした。
その話を知ってショックを受けていたところで、最近、鎌仲さんとおなじNHKの「2度目の旅」という旅行番組でオーストラリアに投げ銭式のレストランがあるということを偶然しり、さらなる衝撃を受けました。

答えはまだみつかっていませんが、今までよりもっと、お金を有効に使っていこうと思います。”

●平田里菜さん
耳だけ参加させていただいたんですが、ずっと鎌谷そんのおはなしを聞けてすごく有意義でした!ありがとうございます!

●佐和奈緒子さん
とても価値のある対話会に参加させて頂き、ありがとうございました。
皆さんとの会話から、何が必要で循環するヒントを沢山頂いて、未来に、これからに、大変希望を持つことができました。
鎌仲さんのトークの中にも斬新で納得する、これからに繋がるヒントや提案が出てきて興味深く聞き入りました。
対話もとても楽しく勉強させて頂きました。
これからのzoomでの色々な対話を通じて、皆さんと一緒に疑問を抱いている部分を変えていく力になれれば幸いです。
ありがとうございました。
これからも、まだまだ勉強不足ではありますが、よろしくお願いします。どんどん繋がっていきたいです。

●宇佐見博志さん

今回のテーマは、多くの人に共通のテーマだと感じている。全てはつながっているという世界観を持った人たちが、経済的にも豊かに
なり、現代社会への影響力を高めることが大切だと思っている。

●中尾桂子さん

昨年くらいから自分のお金の使い途というのを考えていて、年が明けてからきちんと自分のお金の管理をし始めていたところでした。

そこにきてこの「お金の使い途」の話を聞くのはとても良いタイミングだったと思います。まずは自分のお金の管理をきちんとして、
自分の納得の行くところに、自分のところに来たお金が行くようにしていきたいと思います。

お話の中で言及のあった「エンデの遺言」やその続編、見てみたいです。Zoomで上映会とかできませんか?

●宮尾彰さん

はじめての参加でしたので、戸惑いが大きくみなさんにご迷惑をおかけしたかと思います。これからも、様々なテーマに注目したいと思います。ありがとうございました。

●木村聡さん
鎌仲さんの映画が見たいと思いました。
zoomで上映会があれば、ぜひ参加したいです。

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