Zoomとの出会い

Zoomとの出会い

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初めてZoomと出会ったのは、2015年のこと。

社会変革ファシリテーターのボブ・スティルガー博士とオンラインミーティングをしたときでした。

スカイプIDを教えてほしいという私に対し、ボブ氏は「Zoomで話しましょう」と言ってURLを送ってきました。

送られてきたURLをクリックすると、全自動でアプリがパソコンにインストールされ、ビデオチャットが立ち上がり、ボブ氏の顔が現れました。

そのときの衝撃は、今でも忘れられません。

ボブ氏は、社会変革ファシリテーターとして、世界中のコミュニティを回り、対話を通して人々のリーダーシップを引き出しています。私がボブ氏から教わった多くのものの中で、最も印象に残っているのは、「トランス・ローカル」という概念です。

これは、社会がパラダイムシフトを起こすシナリオの中で登場します。

旧パラダイムが破たんし始めると、まず初めに破たんが周辺部である「ローカル」で顕在化してきます。中央からの助けを期待できないことを理解した人たちは、自分たちの力で立ち上がりはじめ、自発的にコミュニティを形成し始めます。周辺部のあちこちに生まれたこのような自発的なコミュニティが繋がる「トランス・ローカル」が起こると、閾値を超え、社会にパラダイムシフトが起こるのです。

トランス・ローカルが起こるためには、物理的に離れたコミュニティ同士が繋がる必要があります。

Zoomは、そのような繋がりを支える可能性を持つテクノロジーです。

私は、そこに大きな可能性を感じました。

Zoomを使ったオンラインワールドカフェ

ボブ氏と話をした数週間後、世界的なワールドカフェホストの一人、エイミー・レンゾー氏とオンラインミーティングをしました。

私がWeb会議室を使ったオンライン講座をはじめたのは、2013年にエイミーさんが開催した8週間のワールドカフェホストのためのオンライン講座に参加したことでした。

ワールドカフェという集合知へアクセスする方法を教えてくれ、オンラインの可能性に目を向けてくれたエイミーさんは、私にとって恩人の一人です。

エイミーさんにずっと疑問に思っていたことを聞いてみました。

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それは、エイミーさんが、なぜ、オンラインワールドカフェに情熱を持って取り組んでいるのかということでした。

エイミーさんは、「意識のキャパシティを広げるためには、国境を超えて異なる考えの人と繋がり、ハートレベルで対話することが大事です。そのためにオンラインワールドカフェに取り組んでいます」とおっしゃっていて、それは、私がオンラインのコミュニティづくりに取り組んでいる理由と同じものでした。

エイミーさんもZoomの可能性に注目していて、Zoomを使ったオンラインワールドカフェに取り組んでいました。

アメリカ在住で、世界中のオンラインコミュニケーションツールに精通しているエイミーさんがZoomを使用していることで、私の中でもZoomに対する関心が高まりました。

2015年11月に、エイミーさんが実施したオンラインワールドカフェに参加しました。

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ZoomとMaestroConferenceという2つのツールを組み合わせたオンラインワールドカフェで、世界の最先端を体験することができました。

ブレークルーム機能が与えたインパクト

オンラインで参加型の学びをデザインするためには、「グループに分かれて対話する」ということが重要になってきます。

2015年までの環境では、オンラインでグループワークをやるということは、とても難しいことでした。

しかし、Zoomがバージョンアップされ、ブレークアウトセッション機能がついたことで、オンラインの学びに大きな可能性が生まれました。

これは、何年も前から待ち望んでいたことでした。

2016年2月に合同会社CCCと反転授業の研究とのコラボ講座で、「Authentic Leadership (特別基礎編)」を実施し、そこではじめて、Zoomのブレークアウトセッションを本番環境で使用しました。

50人規模でブレークアウトセッションを使ったオンラインワークショップは、おそらく世界初だったと思います。

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ファシリテーターの由佐美加子さんが話をし、その後、3-4人のチームに分かれて感じたことを共有してから、メインルームに戻って共有するという流れは、リアルのワークショップの流れと近く、とてもスムーズに場が進行していきました。

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安心安全の場を創って内面を掘り下げていくようなワークをオンラインで実現できたことで、オンラインワークショップの可能性が一気に広がりました。

Zoom革命とは

私たちは社会構造に部品として組み込まれるために生きているわけではありません。

私たちは、生き物として創造的に生きることができる存在です。

しかし、社会の中でアメとムチによって外発的動機づけをなされ、一元的な価値観によって競争を強いられると、人と人との間に分断が生まれ、孤立していきます。

その状況に気づき、繋がりを取り戻すには、どうしたらよいでしょうか?

知識を教え込む教育ではなく、安心安全の場で、自ら考えて経験学習サイクルを回したり、周りの人の考え方から刺激を受けたりして、前提を問い直しながら、意識のキャパシティを大きくしていくような学び場が必要だと考えています。

そのような学び場を創り、体験を広めていくためにZoomは、心強い味方です。

世界を変えたいと思って行動している1%の人は、身の回りに仲間を見つけることができずに孤立しがちです。

孤立すると、行動を続けにくくなります。

しかし、オンラインで繋がり、Zoomで語り合いながら信頼関係を紡いでいくことで、協力して行動することが可能になります。

人と人との繋がりは、創造の源泉です。

 

私は、Zoomというテクノロジーを、社会を良くするために使いたいと思っています。

私が仲間と開発してきたオンライン講座の運営ノウハウや、オンラインコミュニティの自己組織化のノウハウを、必要な人たちに提供していきたいと考えています。

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