トオラスブログ

オンラインの場への参加ハードルを下げる4つのステップ

Zoom革命の田原です。

私自身が、ほぼ毎日、Zoomを使っているため、すっかり感覚が麻痺してしまっていますが、世の中には、スカイプもZoomもやったことがない方がたくさんいて、オンラインのコミュニケーションには、なんとなく怖さを感じている人がたくさんいます。

その方達に、オンラインコミュニケーションの楽しさと可能性を感じてもらい、オンラインの場に来ていただくためにはどうしたらよいでしょうか?

オンラインの場への参加ハードルを下げるための4つのステップを考えました。

Step 1 相手のホームグランドにZoomで出向く

オンラインコミュニケーションに慣れていない人に、いきなりZoomの場に参加するように誘うのではなく、こちらから出かけていきましょう。

教室、職場、カフェなど、リアルの拠点を持っている協力者に、スクリーンとプロジェクターを用意してもらい、プロジェクターにインターネット回線に接続してあるPCを繋ぎます。Zoomの場合は軽いので、ポケットWifiなどでも結構大丈夫です。

拠点のPCと遠隔地をZoomで繋ぎ、講演をしたり、対話をしたりします。

遠隔地との会話が、とてもスムーズに行われることを体験した後、「これを、どのようなことに利用できるでしょうか?」と問いかけると、いろいろなアイディアが出てくると思います。

2015年10月に立命館守山高校でオンライン・キャリア教育を実施しました。滋賀県にある高校の教室に、海外、福岡、大阪から3人の教師がアクセスし、キャリア形成についてお話しした後、生徒からの質問を受け、対話しました。

そのときの様子はこちら

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Step 2 相手のホームグランド複数を繋ぐ

拠点にPCを繋いでくれる協力者さえいれば、一度に繋ぐ拠点の数を増やすことができます。

講演者1人に対して、拠点を5-6カ所用意して繋ぎ、話をした後に問いを投げかけて、各拠点で話し合ってもらい、出てきたことを返して共有します。

遠隔地同士が繋がり、一つの問いに対して一緒に考えているという一体感を感じる体験は、これまでにない可能性を感じさせるものだと思います。

イノベーション・ファシリテーターの野村恭彦さんは、渋谷のローカルFMを使い、渋谷の各地のカフェなどを拠点に協力者を置いた上で、対談をFMで流す試みをしています。対談の後、問いを投げかけ、各拠点で話し合ってもらい、電話でFM局へ戻してもらうと、街全体でリアルタイムで話し合っているような感覚があるのだそうです。

それと同じような体験をZoomでも作り上げることができるはずです。

Step 3 ハイブリッド・ワールドカフェ

組織を変えたいと思っているリーダーの中には、メンバーが外部へどんどん出ていき、組織内とは異なる価値観の触れて変容を起こして欲しいと望んでいる方もいるはずです。オンラインの場にメンバーを誘っても、なかなか参加してくれない・・・。

それなら、外から来てもらえばいいのではないか!ということで、ハイブリッド・ワールドカフェの登場です。

組織のメンバーを集め、リアルのワールドカフェを行うと同時に、Zoomで各地から参加している参加者もオンラインでワールドカフェを行います。

ストーリーテリングをリアルとオンラインで共有し、グループワークは別々に行い、ハーベストでは再び共有します。

このやり方だと、オンラインの参加者の多様なものの見方に触れることができると同時に、オンラインの可能性の大きさを生で体験することができ、オンラインの場へ誘いやすくなると思います。

2016年9月3日に実施したIAF台湾カンファレンスでは、まさに、参加者がオンラインの可能性を実感する試みとなりました。

そのときの様子はこちら

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Step 4 オンラインダイアログ

Step 1 – 3 を体験する中で、オンラインのダイアログに対して、なんだか楽しそうだと感じるようになってきた方が、ハードルを越えてオンラインの場に来てくれるといいなと感じています。

最初は、オンライン飲み会、オンラインのミーティング、といったような気軽なものから参加し、徐々に、オンラインのイベントに参加するようになると、世界が一気に広がっていくはずです。

すでに世界を広げてしまった人は、身近な「オンライン怖い」と言っている人をどうやって誘ったらいいのか悩んでいたりすると思うので、今回の記事を参考に挑戦してみてください。

様々な企画に対するアドバイスやサポートを行っていますので、気軽にお声がけください。

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