実践例 医療・介護・福祉のことを話せるオンラインコミュニティIMOMI会

ジャンル 医療
主宰者 松本梓(薬剤師/ストレスケアカウンセラー)
参考URL Facebookグループ「IMOMI会~医療をもっと身近に~」
https://www.facebook.com/groups/1661484530731320

私はIMOMI会というFacebookグループを運営しています。このIMOMIとは「医(I)療をも(MO)っと身(MI)近に」の頭文字です。
医療を「産まれてから死ぬまでを支えるもの」と定義し、医療、介護、福祉について感じたことをどんなことでも話せる場としてIMOMI会を立ち上げました。

IMOMI会は、薬剤師として、調剤薬局、総合病院で働く中で、患者さんから得た学びを社会につなげてみたいと思ったことがきっかけで生まれました。

臨床で働いてみて、多くの方は、病気になって初めて「医療」に触れることが多く、そのことが医療従事者の想いと患者さんの想いのすれ違いを起こしています。そのすれ違いから関わるみんなが傷ついているように思えたのです。

微力ながら、違いを事前に知る場があれば、少しでも傷つく人が減らせるのではないか、今よりもっと良い「医療」に変えていけるのではないかと感じたことが始まりでした。

どんな方法で始めようか悩んでいた時、田原さんが主催されている「反転授業の研究グループ」のオンライン講座に出逢い、お互いに学び合うオンラインコミュニティの存在を知りました。一緒に学びあったオンラインの仲間や、福祉のイベントを定期開催していた西嶋利彦くんに後押ししてもらって、思い切って一歩を踏み出しました。

自分が、家族が、仕事として、様々な形で医療へ関わっている人たちが、フラットな関係で一堂に集まり、対話を通して自分事として考える、というコンセプトで不定期にZoomを使ったオンラインの対話の場を開いています。

IMOMI会は初めは2015年6月にリアルのイベントとして開催しました。初回は好評で参加者からも有り難いことに「また参加したい」という声を頂きました。けれど、場所の確保や、時間の制約、業務終了後の移動などの負担も考えると同じかたちでの定期開催は難しいと感じていました。そんなとき、IMOMI会のメンバーの一人がデンマークに介護の勉強に行くことになり、前々から参加者として使ったことがあったZoomを試してみようと思い立ちました。挑戦するハードルが低いのもZoomの魅力だと思います。2015年11月のことでした。Zoomを通して繋がったオンラインの仲間にも呼び掛けて介護福祉士(デンマーク)、障害者就労支援(福岡)、薬剤師(福岡)、高校教師(山口)、塾講師(広島)といったメンバーで介護福祉士の未来の教育について話しました。恐らく、日本中どこを探してもこのような対話の場は存在していないと思います。それぞれに気づきも深く、とても豊かな時間で、私が前々から思い描いた未来そのものでした。それ以来、Zoomを使ったオンラインイベントが活動の主体となっています。

Zoomを導入して一番変わったことは、参加者が増え、一気にメンバーが多様化したことです。Facebookグループの内の発言も相互コメントも新しいメンバーが加わることで多様になり、コンセプトに共感してくれたメンバーが友達を紹介してくれるようになりました。医療や介護、福祉に関する話は、なかなかリアルの場では率直に想いを言いにくい話題もあるのですが、敢えて触れにくい(とされている話題)を積極的に扱うことで、本音を言いやすい場を作っていることと、自宅からでも顔を見ながら、気軽に、プライバシーを保ちながら参加できるオンラインという手法が合っていると感じています。自宅からでも、自分の好きな場所からでも繋がる事の出来るzoomを通したオンラインならではの距離感が場に安心感を与えているのではないでしょうか。

IMOMI会のメンバーの一人、山崎由香子さんはIMOMI会の魅力を「IMOMI会の革新的なところは、従来であれば〝交わるはずのなかった〟それぞれの立場の人同士が、同じ土俵で自分の思いを語り合えるところ!」と表現してくれました。

対話をすることで、急に現実は変わりませんが、想いを共有できる場という存在感は、目の前に辛い現実があったとしても、なお未来へ進むための力強いサポートになると思っています。まだオンラインの関係に抵抗がある方も多いと思いますが、そこはリアルで会うことも大切にしながら、「交わるはずのなかった」人同士をつないで、医療、介護、福祉を自分事として考え未来を創っていく場としてオンラインコミュニティの運営を続けていきたいと考えています。

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