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オンラインフェス2017に対する想い

Zoom革命の田原真人です。

1月8日にオンラインフェスを実施することになりました。

このイベントを実施することになった経緯と想いを書いておこうと思います。

ゆらぎから生まれたイベント

私は、5年前から仕事のすべてをオンラインで行っており、オンライン講座やオンラインコミュニティに大きな可能性を感じています。

2013年から、反転授業の研究でオンライン勉強会やオンライン講座を実施してきましたが、以前は、オンライン講座の運営に多くのノウハウと労力とが必要でした。しかし、Zoomが登場したことにより、それらが大幅に省力化され、可能性が一気に広がりました。

私は、Zoomを使ったオンラインコミュニケーションが、多くの課題を解決し、社会構造を変え、イノベーションを起こしていく可能性があると考え、それを「Zoom革命」と名づけています。

Zoom革命とは

しかし、現状の一般的な認知としては、オンラインコミュニケ―ション=スカイプであり、私たちが体験している多対多の豊かなオンラインコミュニケーションについては、広く認知されているとは言いがたい状況です。

認知度を高めていく試みを模索する中で、「こちらに来ていただくのではなく、こちらから出向いていこう」と思い、Facebookに「繋いでくれる拠点をお持ちの方、お声がけ下さい。」と投稿しました。

多くの方から声をかけていただいた中で、浅見裕さん(あざみっくす)さんから、「フェスをやりませんか?」というアイディアがもたらされました。

昔から行われてきた「お祭り」の持つパワーによって、多くの方に多対多のオンラインコミュニケーションを体験していただければ、そこから様々なアイディアが生まれて創造のサイクルが回るのではないかと思ったら、ワクワクしてきてアイディアがどんどん膨らんできました。

広告漫画家の百万友輝さん、社会変革実験台の佐藤さわさん、山口県立萩商工教諭の松嶋渉さんに実行委員に加わってもらい、オンラインフェスプロジェクトがスタートしました。

ワークショップを主催できる人たちにオンラインフェスの構想を話すと、みなさんが口を揃えて「おもしろい!やりたい!」とおっしゃってくださり、あっという間に約20名の出展者が集まりました。

オンラインフェス2017は、一つのFacebook投稿という「ゆらぎ」から生まれたイベントなのです。

ドラマが起これば未来がやってくる

オンラインフェス2017は、前例のない世界初の取り組みです。すべてが「やってみないと分からない」中で進んでいきます。

前例のある取り組みの場合は、改善サイクルを回して最適化したりすることが重要になります。そこでは、計画通りに物事を進めていくことが重要になるため、ゆらぎは不確定要素として排除される傾向があります。

一方で、前例のない取り組みの場合は、未来が予想できないため、コ・クリエーション(共創)の在り方が重要になります。そこでは、ゆらぎを増幅して共創の渦を回し、起こってくるドラマから意味を見いだしていくプロセスになります。

このように、最適化モードと、共創モードとでは、様々なものが正反対になります。

最適化モードでは、「前例に基づいて計画→実施→振り返り→改善」というサイクルが回り、ある指標に対して最適化していきます。因果関係を明確にするために、ゆらぎは、不確定要素として抑えられます。

共創モードでは、「直感に基づいて行動を決める→言語化できない結果→振り返って言語化→メタな意味を見いだす」というプロセスから意味が結晶化してきます。ここでは、ゆらぎは創造性の源となります。

オンラインフェス2017は、ゆらぎを増幅して誕生したお祭りであり、共創モード全開のイベントです。

 

参加者のみなさんも、出展者の皆さんも、実行委員の私たちも、わくわくを起点とした共創モードでドラマを起こし、ドラマのプロセスや結果から、多くの学びを収穫していきましょう。

与贈は自然の摂理

変化の激しい21世紀の生き方として、共創モードは注目されています。

教育分野で注目されている反転授業やアクティブラーニングは、学びのパラダイムを最適化モードから、共創モードへ変換していくものです。

また、組織構造を最適化モードに適したピラミッド型組織から、共創モードを取り込んだホラクラシー型組織に変えていこうという流れもあります。

Zoomは、多様な背景を持った人たちが、組織の枠組みや、国境を越えて、ゆるやかに繋がり対話することを可能にするツールです。強制力が弱いため、ゆらぎを抑えてトップダウンで何かをやらせようとすると失敗しますが、安心安全の場を創り、ゆらぎを増幅して共創サイクルを回すと豊かな学びが生まれます。

Zoomは、共創モードと組み合わせたときに、大きな力を発揮するツールなのです。

最適化モードでは、個人の自由な感情はゆらぎとして抑え込まれるため、外発的動機付けが必要とされます。学校では、学力テストの点数による序列化が外発的動機付けとして使われ、社会に出るとお金が外発的動機付けとして使われます。

一方、共創モードでは、個人の自由な感情から生まれる内発的動機こそが行動の源になります。ラーニングピラミッドは、「他人に教えるときに、最も学習定着率が高まる」ということを示しています。つまり、「与えるものが、最も学べる」ということなのです。

また、「場の研究所」の清水博氏は、「与贈主体の活き」という考えを述べています。自分の存在を救ってくれる居場所に<いのち>を与贈したときに、居場所から「活き」を与えられるというのです。

つまり、居場所のメンバーに対して各自が自ら与えていくと、その行為によって「活き」が生み出され、居場所に創造の渦が回り出し、「活き」が溢れ出していきます。清水氏は、これを<いのち>の与贈循環と呼んでいます。

共創モードでは、点数やお金を最大化するのではなく、「与贈主体の活き」を最大化することを目指します。

点数やお金は、人間が作りだした人工物ですが、「与贈主体の活き」は、生命としての機能であり、自然の摂理そのものなのではないかと思います。

私は、自然の摂理に沿った学びや組織、働き方について考えるヒントが、<いのち>の与贈循環を体験し、その体験から考えていくことにあるのではないかと考えています。

投げ銭方式を導入した理由

 

共創モードで運営するオンラインフェス2017では、すべてを「与贈主体の活き」を最大化するという考えに基づいて設計しています。

そこには、参加費も含まれています。

お金は、一般的に外発的動機付けに使われていることから、お金が関係すると、共創モードが引っ込み、最適化モードが立ち上がりやすくなります。

「オンラインフェス2017って面白そう!」とワクワクしたあとに、参加費を定価で示されると、金額に見合った価値を受け取れるだろうかという思考が回り始め、共創モードが引っ込み、できるだけ支払いを少なくし、価値のあるものを手に入れようという消費者としての最適化モードが立ち上がります。

その仕組みだと、参加者のみなさんの「与贈主体の活き」が最大化しないと感じています。

参加者も、出展者も、実行委員会も、お金のことをいったん忘れて、共創モードでオンラインの場に<いのち>を与贈し、創造の渦を回してみませんか?

そして、共通体験で繋がったオンラインの居場所に対して、生み出された渦が継続し、さらに大きく発展していくことを意図して、この場に好きな金額を与贈してください。

共創モードで、意図を持って与贈されたお金は、意図に沿って循環していき、非常にパワフルは動きを生み出すはずです。

投げ銭と一緒に皆さんからいただくコメントも、このイベントに関わるすべての人にとってのギフトになります。

どのような結果になるかは分かりませんが、その結果から多くを学ぶことができると思います。

 

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