トオラスブログ

NVC(非暴力コミュニケーション)が重要な時代へ

田原です。

 

今日は、NVC(非暴力コミュニケーション)について書きたいと思います。

 

NVCは、心理学者のマーシャル・ローゼンバーグ博士によって開発された

共感的コミュニケーションの手法です。

 

マーシャルは、クライアント中心主義のカウンセリングで有名な

カール・ロジャースの元で学び、ロジャースの協力によってNVCの体系を作りました。

 

NVCの根底には、ロジャースの次の哲学が流れています。

 

「人間には有機体として自己実現する力が自然に備わっている。

有機体としての成長と可能性の実現を行うのは、人間そのものの性質であり、本能である。」

 

私が行っている学びや組織に関する自己組織化の活動も、

「人間には有機体として自己実現する力が自然に備わっている。」

に対する信頼がベースになっています。

だから管理することをやめて、個人や組織の自己実現する力に委ねているのです。

 

私がNVCに出会ったのは、2015年の12月

由佐美加子さんのワークショップに参加したことがきっかけでした。

世界に変容を起こしたいという由佐さんの想いに共感して、

翌年の2016年2月に由佐さんと一緒にNVCを用いた8週間のオンラインワークショップを行いました。

 

Zoomにブレークアウト機能がついたばかりで、

50人規模のオンラインワークショップを行うというチャレンジでしたが、

驚くほどスムーズに小グループと全体とを行き来することができ、

オンラインの学びに革命が起こることを実感した体験でもありました。

 

その後、シンガポールでNVCを学んでいる、美季アムリタさんが主催し、

コロンビア人のNVCトレーナーであるホルヘさんが講師を務める

オンライン講座をサポートしました。

 

この講座では、シンパシーとエンパシーという2種類の共感の違いを

学んだのですが、一番印象的だったのはホルヘのオーセンティックな在り方でした。

忘れられないシーンがあります。講座の途中でホルヘが、

「家族が近くにいて、いつも怒鳴っているホルヘが平和のことを語るのかよって、

 思われている気がして、講座に集中できていない自分が悲しい」

と言いだして、黙り込んでしまったのです。

 

講師がそんなことを言い出すなんて、とビックリしました。

が、同時に、自分の心の中で起こっている真実と繋がり続けているとは、

そういうことなのかと納得した体験でもありました。

 

2016年は、私にとって大きな転換期でした。

東日本大震災の後の社会の状況に対して絶望して、

教育や組織を変えたいと思って動き出して、

5年間で放出したエネルギーを振り返ってみたときに、

人間の内側には相当なエネルギーが埋蔵されているのだと実感しました。

 

そのことに気づくきっかけは、

美季アムリタさんとのNVC的な対話でした。

 

自分の内側のマグマの存在を実感するようになってから、

それがどちらに向かいたがっているかを、

判断の基準に使えるようになりました。

 

マグマセンサーを方位磁針に使って、

進むべき方向を見出すようになってきました。

 

マグマセンサーと思考とがずれたときに

違和感が生まれるので、

立ち止まって考えられるようになりました。

 

自分と世界が切り離されていると感じていたのが、

自分と世界が繋がっていると感じるようになりました。

 

思考で導き出す「正しさ」とは違う、

いのちのはたらきが示す「方向性」が、

「正しさ」が相対化されていく時代に重要になってくるんだと思います。

 

◆美季アムリタさんに「いのつなコミュニティサロン」への推薦文をいただきました

 

「起業家の仕事は、その人の意識の領域から創られる」と仮定した場合、

できるだけ地球とそこに住む全ての存在に「最終的には」やっぱりやさしくて、

しかも、ビジネス的に持続可能あって欲しいと望む者として、

このような「競争」ではなく「共創」で成り立ち、仕事を語り合えるサロンは素敵だと思う。

 

自分のコミュニティーを何かのきっかけでいくつか見つける事ができたら更に、

格段に、人生楽しくなると思う!

ピンときた人は、自分の感度調整のためにも合うか、合わないとかチェックしたり

「自分も、まわりも、地球も犠牲にしてない」だけでなく、自分は何を「しているのか?」

とかも語り合ったりできると、楽しそう!

 

自己組織化マインドセットという講座で、田原さんとコラボで講師を経験した際、

事前動画で内容をカバーして

ズームの時間は会話をするとうのを初めて経験したのですが、

徹底的に「対話」(レクチャーではなく)のメリットは

1)グループがより対話しやすい

2)空気が平等になりやすい

 

。。という過去のレクチャー形式には、決して戻れない。。と思う程、新しい世界への招待状でした。

 

ある意味、このネットの世界自体が、何というか、ものすごい「カオス」なんだと思う。

その「カオス」の波の乗り方を田原さんはとてもよく知っている。

 

情報が特権階級が支配するものであった古い時代から

誰もが簡単に情報を得られるようになった水瓶座時代

 

あしたの事なんかわからないけど、

それでも木を植えるように

 

10年後の今日には、

水瓶座時代の申し子たちの間で

知られたコミュニティーになってると願いながらこちら応援メッセージ贈ります♡

 

(プロフィール)

Center for Connection Therapy PTE. LTD. Founder

ジョージワシントン大学ビジネススクール国際ビジネス専攻経営学修士

 

横浜生まれ。16歳で渡米、23歳で起業。エンターテインメント界の第一線での会社経営をする中で、

女性や子どもに優しい地域の基盤づくりを行う。

 

結婚後、会社をリモート経営に移行し、自身は側湾症治療の世界的権威である

アメリカ人医師の夫のクリニックに勤務。

 

現在はシンガポールに拠点を移す。会社経営や医療現場で、効率よりも人のいのちや

感情を優先させることの重要性を学んだ経験から、男性原理によるコントロールや支配、

抑圧によるリーダーシップではなく、NVC(非暴力コミュニケーション)や脳科学をベースに、

より多様性を重視した進化型リーダーの育成に仲間達と共に取り組んでいる。

 

いのちと繋がる共創起業家コミュニティサロン

もうすぐ12月期が始まります。

さわ解釈はこちら

 

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