ZOOM革命とは

Zoom革命は、6カ国に分散するオンライン組織「トオラス(旧・与贈工房)」のプロジェクトです。

Zoomによる双方向オンラインコミュニケーションのイノベーションが、世界に生みだす革命的な変化を、私たちは、「Zoom革命」と呼んでいます。

 

どんなイノベーションなのか?

スカイプやグーグルハングアウトは「テレビ電話」の拡張版です。それに対してZoomは、「数百人が集まれるオンライン会場を個人が所有する」ことを可能にしました。これは、まったく新しい可能性をもたらしました。

これは、私たちの世界を成り立たせる前提条件を変えるものです。

なぜ、そう言えるのでしょうか?

順次説明していきます。

私たちの社会はコミュニケーションによって成り立っている。

社会構成主義者のガーゲンは、「word create world(言葉が世界を作る)」と述べました。

私たちは、集まって話し合うことによって意味を生み出し、世界を作っているのです。

地域に関係なく数百人が気軽に集まって話し合うことができるというコミュニケーションのあり方を、私たちは、人類史上、はじめて体験しています。

私たちの世界は、コミュニケーションによって成り立っています。だから、テクノロジーによってコミュニケーションのあり方が変化すれば、世界が構造変化するのです。

20世紀までのコミュニケーションは一方向的であり、直線的でした。テレビやラジオなどは、特定の考えを広めるのに役立ちますが、多くの人達の考えを集約していくことには向いていません。

インターネットは、コミュニケーションを、双方向的であり、分散的、循環的に変えてきました。一般市民が、人類史上初めて、世界に向けて情報発信をすることが可能になりました。最初は、テキストベースの双方向的コミュニケーションが広がり、その後、Youtubeなどによる動画配信が始まりました。SNSが誕生して、日常的に双方向のテキストコミュニケーションが可能になったことで、大きな構造変化が起こりました。Facebookの会員数は、2015年に中国の人口を超えました。

Zoomは、数百人規模のオンライングループ対話を可能にしました。これは、次の大きな構造変化を可能にするものです。それは、コミュニティや民主主義の概念をアップデートし、集合知や共創の可能性を増大させ、ブロックチェーン技術と組み合わせることで、国家という概念を過去のものに変えていく可能性を持ちます。

 

インターネットによって教育は大きく変わってきている

私たちは、生まれてから周りとコミュニケーションを取りながら、様々な知識や概念を獲得し、世界観を構築し、それを更新し続けています。つまり、日常的に学び続けているのです。

コミュニケーションのテクノロジーが変わることで、日常的な学びのルートや方法が変化します。それは世界観の構築に影響を与え、個人の世界観が集合した共同幻想としての「世界」も変化します。

2005年頃を境にして、教育利用が可能なテクノロジーと、それを利用したサービスが次々と出現しています。そして、その勢いは加速しています。わずか15年ほどで、教育の前提条件は劇的に変化しました。

 現在は、既に変わっている前提を、私たちが受け入れて、新しい教育を再構築しているプロセスの途中にいます。前提の変化を認識している度合いによって、見ている世界が異なるので、必然的に、至るところでコミュニケーション不全が発生します。

 それを不快感として排除して秩序を維持するのが、一方向的なコミュニケーションにより考え方を均質化することで成り立っていた社会の習慣です。

 違いをゆらぎとして捉えて、対話によって違いから学び合って、成熟度を高めていくのが、これから求められる態度だと思います。

変化が激しい時代では、誰も正解を持っていません。目の前の相手から学び続けながら、何かを作り続け、修正し続けることが必要になります。

そのため、学び方や、働き方、組織の構造が、すべて変化していくのです。

これまでの構造において成り立っていた仕事が成り立たなくなり、オンラインファシリテーターなどの新しい仕事が生まれ、自律分散型のオンライン組織などの新しい組織形態が生まれてきます。

そのような時代において、正解をインストールする一方向的な学びから、自分たちで意味を作りだし、世界を創造する双方向的な学びへのシフトを象徴するテクノロジーがZoomなのです。

 

人が集まる意味が変わってくる

学校の全体集会を思い出して下さい。全員が校庭や体育館に集められて、校長先生の話を聴くというのが全体集会の典型的な姿です。トップダウン型の組織で、トップの考えを全体に浸透させるために、今でも学校や企業で、全体集会が開かれているのです。

双方向のコミュニケーションが基本になると、これが、どのように変わってくるのでしょうか?

校長先生や社長の話は事前に動画配信され、生徒や社員たちは、動画を倍速視聴で聞き、Zoomに集合します。ブレークアウトルーム機能を使って3-4人のグループに分かれ、「話を聴いて感じたこと」などをテーマに話し合い、それを、オンラインのプラットフォームに書き込んでいきます。

数百人の多様な考えがプラットフォームで共有され、お互いに相互コメントをし合ったりしながら、さらに自分の考えを深めていきます。生徒や社員たちは、お互いが本当に考えていることを聴き合い、そこから学ぶ合うことができます。それらは、校長先生や経営者にフィードバックとして伝えられ、認識がアップデートされていきます。このような数百人規模のワークショップが、Zoomを使えば簡単にできるのです。

オンラインに集まると、様々なWebアプリを活用することができます。様々なWebアプリの開発が世界中で行われているので、オンラインでできるワークは、日々、進化し続けています。ZoomとWebアプリとを組み合わせることで、リアル会場では不可能な様々なワークショップを実施することが可能になっています。集合知が生まれたり、共創が発生したりするプロセスをテクノロジーが促進できるのです。オンラインワークショップは、リアルにはない価値を生み出すことができるのです。

リアルで集まるメリットが大きかったときには、オンラインで集まる意味を考える必要がありました。しかし、その関係性は逆転しつつあります。今後は、オンラインではなくリアルで集まる理由を考える必要がある時代になってきます。

 

世界を再発明しよう

「数百人が集まれるオンライン会場」であるZoomによって、双方向のオンラインコミュニケーションがアップデートされた今、あなたのアイディア次第で、まったく新しい世界を構築することが可能です。

それは、世界を再発明するプロセスです。

私たちは、こんなことに取り組んでいます。

学びの再発明

世界を再発明するために、一緒に試行錯誤する仲間とオンラインサロンを作っています。あなたも、私たちと一緒に、世界を再発明しませんか?

企業向けの取り組みについては、こちらをご覧下さい。

Zoomインストールマニュアル

Zoomについて、もっと学びたい方へ

Zoomの使い方について、もっと詳しく知りたい人は、Zoom革命がこれまでに行ってきたセミナー動画で詳しく学ぶことができます。

リアルの会場とオンライン参加者をZoomで繋ぐハイブリッドセッションや、オンライン講座の開き方を動画で学びたい方はこちら。

Zoom活用についての個別のご相談は、こちらから承ります。

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